機械に仕事を奪われたら人間の未来はどうなる? ホーキング博士の答えが話題

車いすの天才物理学者が死去 ── 2018年3月14日、スティーブン・ホーキング博士の訃報が世界を駆け巡った。その明晰な頭脳で未来を見通し、「人類は今後1000年以内に災害か地球温暖化のために滅亡する。唯一の助かる道は別の惑星に移住すること」などと警告しては注目を集めてきた。

そしてホーキング博士が亡くなった今、ネット上である発言が再び話題となっている。それが……「機械に仕事を奪われたら人間の未来はどうなる?」という質問への回答。さて、博士はどう答えたのだろうか?

・ホーキング博士が「何でも聞いて」と質問を受付け

ホーキング博士がこの質問に答えたのは、2015年に海外掲示板『Reddit』に降臨し、「何でも聞いて(Ask Me Anything:AMA)」とネットユーザーから質問を募ったときのことだ。

あのホーキング博士が自分の問いに答えてくれるなんて! と、 AMA は大人気に。博士の元には「好きな歌は?」や「もっとも興味をそそられる謎はなんですか?」など様々な質問が集まった。

・「多くの仕事が機械化されれば、人間の働く量は減ってきますか?」

それから3年。ホーキング博士の訃報を耳にしたTwitterユーザー、クーパー・フリスマンさんが「一番最後の質問への博士の答えは必読」とツイートしたことで、このAMAは再び話題に。以下が、 “一番最後の質問” である。

「テクノロジーが進化し、機械が人間よりも速く、安く仕事をするようになったため、大量の人間が解雇されています。多くの仕事が機械化されれば、人間の働く量は減っていくと思いますか? それとも人間は他の仕事を見つけたり、より多くの仕事を考えだすのでしょうか?」

質問を受けた博士は、まず「機械が必要な物を全て作り出すようになったらどうなるか。その結果は、物事がどのように分配されるかで変わってきます」と説明。そして次のように続けた。

機械によってもたらされた富が分配されれば、全ての人が仕事から解放されて自由な時間を贅沢に楽しむことが出来るでしょう。逆に、機械の所有者が富の再分配への反対に成功すれば、ほとんどの人がどうしようもないほどの貧困に陥るでしょう。」

今のところ、流れは後者に傾いているように思えます。テクノロジーによって、これまでにないほどの不平等状態となっています

博士の回答を読んだネット民からは、「憂うつな気分になる答えだ」「解決方法もホーキング博士に聞きたかったな」なんて声もあがっていた。その気持ちはとてもよく分かる。だが博士はもういない。まだ生きている私たちは、博士に頼ることなく、自分たちだけでこの大きな問題の答えを真剣に考えなければならないはずだ。

ちなみに前述の「好きな歌は?」や「もっとも興味をそそられる謎はなんですか?」という質問に対して、博士はこう答えていた。

Q:好きな歌はなんですか?
A:ロッド・スチュワートが歌う『ハヴ・アイ・トールド・ユー・レイトリー(Have I Told You Lately)』。

Q:もっとも興味をそそられる謎はなんですか?
A:女性。私は物理学の博士号を持っているけれど、女性については謎のまま。秘書を見ているとそう痛感させられます。

参照元:Reddit、Twitter @_Cooper(英語)、毎日新聞
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24

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